しゅうまいの箱

作業療法士しゅうまいが書くブログです。

リハ特化型デイの裏側

こんばんは、しゅうまいです。

 

今回は

近年増え続けて

また倒産も多い

リハビリ特化型デイについてのお話です。

 

 

これを読んでいるみなさんの中にも

リハビリ特化型デイで働いている方や将来やってみたいな、という方がいると思います。

 

退院後、継続してリハビリができる施設やサービスは数が限られているので

リハビリ特化型のデイは、今後も需要があるサービスと思います。

 

患者様やご家族からは

「退院したらリハビリがなくなるので、心配していました。

    退院後もリハビリできるので助かります!」

「リハビリだけしてほしいので助かります!」

といった意見が聞かれています。

 

このように患者様やご家族にとっては、

非常に良いサービスで、今後も必要なサービスの一つだと思います。

 

 

 

しかし。

 

そこで働いているデイの社員にとっては、

必ずしもその仕事に満足しているとはいえません。

 

これは、デイに限ったことではないと思いますが、

現状このような事業所は少なくないと思います。

 

 

みなさんの職場は、いかがですか?

 

 

 

実際に私が経験したことをまとめてみました。

 

①賞与は少額で定額。

    一回の賞与は15万円定額。控除で実質賞与の手取りは10万程。

②常に人手不足。

    必要な人材が配置されていない。

③社員が育たない・育て方を知らない・社員任せの方針

    ・新人がミスしたとき

  「あの人が勉強していないからダメだ、勉強しなさい注意しなさい」

    ・疑問に思ったことを尋ねたとき

    「あなたが良いなら良いですよ」

④役員が社員に関心がなく、会話がない

    業後のちょっとした時間でも雑談すらしない

⑤送迎中の事故は社員当事者任せ

     事故後に役員へ報告しても指示がない。社員の身体を気遣う言葉もない。

⑥個人の能力に関わらず、保有資格によって手当額が大きく異なる

    「仕事ぶりを見て評価し給与に反映させます」と入社前に聞いたが

      どんなに頑張ってもボーナス査定すらしない。

      資格手当はリハ6万、看護4万、介護2万。

      介護福祉士がどんなに頑張っても、利用者からの評判が良くても、

      看護職員の給与すら届かないのが現状。

⑦新規事業の収益が伸びないことを理由に、施設管理者の基本給を大幅カットする。

    新規事業で訪問看護ステーションの立ち上げに伴い、病院時代のベテラン看護師

    を呼んだが、売り上げが思うように伸びず、平気で管理者の基本給をカットする。

もう一度聞きます。

 

みなさんの職場は、いかがですか?

 

 

 

必ずしも全部の事業所がこうだ、とは思っていません。

ただ、これは事実です。

 

 

私は妻と子がいるので、①の賞与については本当に深刻な問題でした。

病院勤務時や今の法人勤務時の年収と比べると、その差は・・・

 

なんと100万円!!!

 

単純に養えません。

学費避けれません。

やりがいありません。

 

ちなみに

この会社の社長は、前職が病院係長のPT(認定理学療法士)。

副社長は、前職が病院主任のOTです。

デイの施設管理者は、勤務中に私用でオムツを買いに行くPTです。

 

 

今考えると

リハビリ養成校では解剖学から始まり、生理学、運動学といった

世間一般からすれば、すでに専門的な学問のみを3年4年かけて勉強していくため

一般的な会社や社会の心得、人付き合い、コミュニケーションの在り方などを

学ぶことは皆無です。

 

なので、よく

「リハビリの人って、変わった人が多いよね」

と聞きますが、本当にそうだと思っています。

 

私自身もよく妻から

「そんなことも知らないの!?大丈夫!?」

と言われるので、相当変人と思っています。

 

 

そういう偏った知識や経験を積んだ人が

いざ会社経営者になった時に、このようなことが起きるのは

当然といえば当然なことだなと思いました。

 

 

今後、リハビリ特化型デイに転職を考えている方には

知っておいてほしいと思ったので、書きました。

これから仕事を探す時や面接の時には、ぜひこのようなことも

知った上で、お話されてみてはいかがでしょうか?

 

 

みなさんが自信を持って自慢できる会社に入社できることを願っています!

 

 

ではまた。

 

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